レビュー 【Opera】新国立劇場『エウゲニ・オネーギン』 ベルトマン演出は実に細かく、登場人物の心の内を、時の経過による移り変わりまでも表現していく。『エウゲニ・オネーギン』という物語は確かに悲劇だけれど、登場人物たちがその時間を生きるリアルな人間であるならば、そこには涙だけではなく笑いや、諦めや、皮肉や、おふざけがあって当然なのだ。 ―音楽評論家 室田尚子さん ...