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【Opera】新国立劇場『エウゲニ・オネーギン』

ベルトマン演出は実に細かく、登場人物の心の内を、時の経過による移り変わりまでも表現していく。『エウゲニ・オネーギン』という物語は確かに悲劇だけれど、登場人物たちがその時間を生きるリアルな人間であるならば、そこには涙だけではなく笑いや、諦めや、皮肉や、おふざけがあって当然なのだ。 ―音楽評論家 室田尚子さん

 

【Opera】新国立劇場『エウゲニ・オネーギン』|室田尚子|note

大野和士芸術監督の2期目となる新国立劇場2019/20シーズンは、チャイコフスキーの『エウゲニ・オネーギン』で幕を開けた。新国立劇場では2000年に取りあげられて以来の作品で、今回は、モスクワのへリコン・オペラの芸術監督であるドミトリー・ベルトマン演出による新制作。モスクワで上演されたプロダクションの東京バージョンとなる。ちなみに『エウゲニ・オネーギン』自体は、今年の8月にセイジ・オザワ松本…

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